2014年3月25日

77回目写真投稿(青森2)

青森紀行-未だ見ぬ景色を求めて




2日目

旅の高揚
 旅行中というのは不思議と朝早く起きれたりする。お金を払って来てるので早い時間から動かないと勿体無いと感じるのか、お目当ての展示会がもうすぐそこまで来てることから気分が高揚するのか、どちらかなのか、その両方なのか。
そんな浮かれた気分はレンタカーを見て一気に現実に引き戻される。ワイパーを上げておくのを忘れるという痛恨のミス。
運転席側のみ除雪完了
なんて日だ!

とにかく鍵を開けて暖機運転をして、全体的に除雪が終わったところで朝ごはんを食べてないことに気づく。最寄りのマクドナルドで朝マックだ。
ホットコーヒーを飲めば、すべては元通り。コーヒーの力は偉大である。

白いネオンと-犬
 入場券が当選した、「日本の民家 一九五五年 二川幸夫・建築写真の原点」を見に念願の青森県立美術館にやってきた。ここの有名な写真としては、白い壁に三角形の青いネオンが光り暗闇に浮かび上がるというものだが、午前中である。そんなものなど光ってはいない。


光ってたらもっと綺麗なんだろうかと、青いネオンに思いを馳せながら入館する。展示会場が地下2階とは、設計主もなかなかの発想の持ち主だと思った。

招待券は実に気持ちが良いものだ。常設展もこれで見れるときた。最高ではないか。さっそく展示を見て回る。

「技術的には至らない写真もあるのだが」(的なニュアンス)by二川幸夫氏。
写真初心者だからか、全く気づかなかったな。それとも我らが尊敬する二川幸夫氏の写真だというフィルターがかかっていたからか。
日本家屋というのは、最近目にする機会が激減していて、この度の写真展はモノクロの写真ばかりで、新鮮ではあったもののどこか懐古的な気分に浸ることも出来た。自分が典型的な日本家屋に住んだことがあるというわけではないのだが。なぜだろう。
ノスタルジア。

わざわざここまで来た甲斐があった。しかし今度来る機会があれば閉館時間前後に来たいと思う。青いネオンを見に。


犬、というのは常設展の方だ。奈良美智氏による作品、悲しげな表情にどこかユーモラスな雰囲気が、とか書かれていたような気がする。



あとは…そうだな、特集展示されていた「生誕100年記念 小野忠弘-津軽に生まれた永遠のアヴァンギャルド」というのも興味深く鑑賞できた。ミックスメディア、と言うジャンルなのかガラクタのようにしか見えないものをキャンバスに貼り付けていくという作風であるが、これは某京都市立芸術大学作品展で見かけたのと似たようなもので、「これもれっきとした芸術なんだ」と改めて思い起こされた次第だ。



六甲おろし↔八甲田おろし

 こんなことになるなら行きも有料道路を使えばよかった。

こんなことを考えていても後の祭り、もうとき既に遅し。見晴らしが素晴らしい、なんて良い天気なんだろうと思っていると、みるみるうちに雪が深くなっていき、ホワイトアウトなんぞ初体験で動けない。
そう、現在向かっているのは、十和田市。
なんて良い天気なんだろう
みるみるうちに雪が深くなっていき
八甲田おろし(?)


自分の地元じゃ「六甲おろし」が有名なんですが。(東にずれてるけど)

しかし山の天気というのは実に気まぐれである。ホワイトアウトで見えなくなったと思えば、日が照りだしては雪に反射し眩しい。

何回かドリフトを体験し、ようやく除雪された道路に出たのは13時回ってましたかね。と言うか14時近かったですかね。雪道の運転は疲れます。非常に。しかし初めて(いや、前日を含めると2回目)雪道を走った割にはおおむね上手だったかと。そりゃもちろん地元の方たちには敵いませんが。


TAC
左手にポニー温泉を眺めながら、時間が有れば浸かって行きたいと思ったが予定が詰まっていたので、というか夕方には青森市内に戻らなければなかったので、諦めてスルーし、第2の目的地十和田市現代美術館に辿り着いた。

SANAA展、妹島和世氏と西沢立衛氏による建築作品の数々。個人的に気に入ったのは「ベツァレル・アカデミー・オブ・アーツ・アンド・デザイン」だ。イスラエルの国立美術学校だそうで、精巧に作られた模型が実物を見なくともどんなものであるかを容易に想像させてくれる。模型というのは本来そういう目的で作られるわけだが。当然のことをもっともらしく書いて文字数を稼いでいるのだ。
それはそうと、写真を撮り忘れたが「金沢21世紀美術館」というのも機会があれば訪れてみたい。
ベツァレル・アカデミー・オブ・アーツ・アンド・デザイン(イスラエル)

西沢立衛氏のガーデンアンドハウス。ちょっと前に某デザイン系ウェブサイトのDezeenに掲載されていたのを思い出し見たことのある建物の模型を眺めるとやはり室内の螺旋階段は素晴らしいと思う。ウェブサイトで見た時も、螺旋階段が気に入ったのだ。























廊下(突き当りの部屋に西沢立衛氏の「ガーデンアンドハウス」他展示あり)
しかし、話と気の合う友人なり知人なり親族と訪れるのは良いことかもしれない。ここ(十和田市現代美術館)でも、向こう(青森県立美術館)でも、二人以上のカップルないしグループが目についた。ここでは建築家を目指しているのか、写真家を目指しているのかそれなりな機材を持った大学生と思しき男性グループと遭遇し、模型を眺めてはああでもないこうでもないと言いながら熱心に写真を撮っていた。一人の私は些か目立っていたようにも思える。カップル、といえば青森県立美術館の方で、身長の高めのお似合い(かどうかはともかく)の男女がそれなりの熱心さで二川氏の写真を眺めていた。共通の趣味というのも、大切なのかもしれない。

だが一人には一人の気楽さというのがあるので、一概にどちらが良いかなんて言えないのも事実である。


金の力
除雪って、素晴らしい。ただし費用はかかる。
しかしここは除雪が行き届いている。みちのく有料道路は、選んで正解だった。遠回りをすればお金をかけずに青森市内まで戻ることも出来たのだが、信号もあり時間がかかる。時間をお金で買うといった感じだろうか、快適な運転を楽しむことが出来た。


 まぁここらへんから雪が積もりだして轍のところくらいしか路面が露出していないようにはなるのだが…。それでも行きの道中とは大違いであることは誰が見ても明らかであろう。

写真の色からして寒々しい

市内へ帰還
無事に夕方に青森市に入ることができ、一安心といったところか。ちょっとした用事というか趣味とは別件のものを済ませ、某ローソンで夕飯と酒を調達し、坂上忍氏が犬のためのセカンドハウスを買うとか買わないかとかの番組を見ながらご飯を食べ、就寝しましたとさ。2日目の終わりである。

なぜ「世界の車窓から」が放送されていないのだ!

ふてくされながら眠りについた。明日は朝から温泉に行こう。


3日目に続く。乞うご期待。


それでは、また。

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