行ってしまえば時間が経つのが早く感じる、2泊3日の瀬戸内国際芸術祭2016も、もう最終日である。
3日で3島巡るこの旅行、3日目の今日は犬島を訪れる。
【犬島で直線の迷宮に迷い込んだ。人の業は虚しい。】
ことちゃん(ことでんのイメージキャラクター)に見送られながら瓦町を出発する。
バイバイ、ことちゃん |
人生初の小豆島に向かう。
高松港→土庄港(小豆島)
あずき…じま?(しょーどしまやろ!) |
土庄港に近づいている |
58/75 |
因みに真後ろに並んでた女性2人は友人同士でなんと、香港から来たそうだ。5000円札を用意して2人分買おうとしてるところ券売機が1000円札しか受け付けないことを錆びついた英語で必死に話してる自分が滑稽だったが、幸いな事に伝わったようで(僕が両替してあげた)、そこから話がちょっとだけ膨らんだ。日本を楽しんでいってくれたら僕も嬉しい。
2度目の高速船だから心に余裕???ができて???下のような写真も撮れた。
速い(確信) |
INUJIMA |
4時の方向にあるのが、犬島精錬所美術館だ。
直線の迷宮も、ここにある。
人の入れる廃墟。
人々の活動した跡。
インクライン跡かなぁ。
屋上からの眺めは格別で、清々しい。実に良い天気だ。
ここから「犬島「家プロジェクト」」たるものを見て回る。
少し引き返す形になるが3時の方向に”F邸 / Bitota (Fauna/Flora)”。名和晃平氏の作品が平屋の中に収納されている。
5時の方向。
“石職人の家跡/太古の声を聴くように、昨日の声を聞く”。浅井裕介氏の作品。
(声は聞こえなかった…)
7時の方向。
”S邸/コンタクトレンズ”。荒神明香氏による作品。
円形レンズを通して見る反対側は上下が逆さまだった。
8時の方向。
”A邸/リフレクトゥ”。これも荒神明香氏の作品。
アクリルがお好きと見た。個人的にはアクリルはガラスと違って冷たすぎる印象を受けないから好きである。
同じく8時の方向に“中の谷東屋”がある。妹島和世氏による作品(&休憩所)で音の反響が素晴らしい。狙ったものなのか、偶然の産物なのか…。(もちろん前者だ)
しかし正直、直射日光を遮るものにありつけてホッとしている。他の人たちも影に入っては休憩して行ってた。(だいたい10月なのに暑すぎるんだよ、どうなってんだ一体)
椅子ももちろんSANAAがデザインを手がけている ラビットチェアだそうだ 金沢21世紀美術館にも置いてあるね |
およそ9時の方向に、黄色い紐が一際目を引く物件がある。
”C邸/エーテル”by下平千夏氏。
使われてるのは「水糸(建築工事などの際に水平線を示す目的で用いる糸)」だそうで一部はハンモックになっており寝心地はすごく良さそうだった。(寝ていない)
10時の方向。
”I邸/Self-loop”。オラファー・エリアソン氏の作品。
合わせ鏡の3枚鏡バージョン。
暑いから夏と錯覚しそうだがトンボが飛んでるので秋である |
小さい魚が沢山 水が奇麗だ! |
1周回って1時の方向の犬島チケットセンターカフェで遅めのランチもしくは早めのおやつを食べて、写真の整理をしながら時間を潰す。あ、ビールも飲んだわ。
事前にもらってた整理券の時間の高速船の時間が近づいたから港に行って、列に並ぶ。
そして…。
犬島港のまともな写真が無かったから、実は自分はもう乗船してて、宇野港に着岸してる。
電車の時間までまだしばらくあるし、ちょっと自販機でなんか買って降りるかー。(チラー)
マウンテンデューや!!!!!!!!
迷うことなく買った。
夕暮れの宇野港 |
本当に電車の時間までゆとりがあったから、宇野港に展示されてる見たかったもう一作品を見てきた。
チヌですよチヌ。魚釣りしてると警戒してなかなか近寄ってこないチヌですよチヌ。
宇野のチヌ |
犬のお散歩してたおっちゃん曰くもう一匹できるらしい:チヌ |
アートと化した”夜の”宇野駅 |
茶屋町にて乗り換え |
以上です。
なかなかハードスケジュール(1日1島)だったけど、行きたい所は2ヶ所を除いて行けたし、島自体に至ってはちゃんと3島全部回れたし、概ね順調な2泊3日の旅行だったと思う。
人生で初めて二度目の一人旅の時の連泊も経験できたし、瀬戸内の豊かな自然の味わえたし(個人的には青森に勝るものはないと思ってるが)、行ってよかった瀬戸内海だった。
香川では(社交性に欠ける自分にしては珍しく)新たな友人もできたし、総合するといい旅だった。
行きたかったけど今回行けなかった2ヶ所については、会期中でなくても普通に運営されており開館もしているとのことなので、またの機会に行ってみるとして、この充実した2泊3日の旅の記録を終えることにする。
マウンテンデュー売ってるとか最高!
それでは、また!
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